11. 楽曲の最小単位は2小節
11. 楽曲の最小単位は2小節
リズム:主に1小節単位
メロディ:基本的に2小節単位(楽曲の最小単位)
例えばワルツを「1・2・3|1・2・3」とカウントするだけでは、単に拍(リズム)を追いかけているに過ぎません。
一般的な「8小節=1フレーズ」は、「4小節+4小節」、さらに細かく分けると「2小節+2小節」で構成されています。音楽は、この2小節=1つのまとまり(モチーフ)を基本に作られています。
奇数小節:強(息を吸う)
偶数小節:弱(息を吐く)
この強弱の対比によって「音楽の呼吸」が生まれます。 だからこそ、ワルツも「1・2・3|
2・2・3」や「1・2・3・4・5・6」のように、2小節をひとつのまとまりとして感じることが
大切で2小節単位でカウントするのが自然です。
4拍子では1・2・3・4・5・6・7・8 と2小節 社交ダンス以外 多くのダンスでは1・8
(ワン・エイト)と呼び 2小節単位でカウントするのが 定番です。なので 2小節目(偶数
小節) 5・6・7・8 から スタートする事は あり得ません。(振付上 導入的な動作を入れる
場合などは 意図的に偶数小節から 動く 事はありますが…)
社交ダンス界には 2小節単位の意識は ほぼ ありません。教本にも書いていませんし、
ダンスの先生も 言いません、 競技の審査員もそんな意識はほとんどないようです。
残念ながら… 社交ダンス界は ダンスは音楽の表現といいながら そんな事さえ教えません。
ふ る さ と
❚ウサギ追いし❚かの山❚小鮒釣りし❚かの川❚
→ すべて 2小節で意味が完結 しています。
1小節で区切ると 「かの|やま」のように言葉が壊れてしまう。
メロディーも同じで、2小節で聴くと自然につながる のです。
理由はシンプル。
「2小節単位で音楽が流れている」ことを知らないから。
聞こえてはいるが、聴けていない。この違いが、スタートのズレを生みます。
前半2小節:問い(不安定) 後半2小節:応答(安定)→ 音楽にストーリーが生まれる。
2つの小楽節で構成される「段落」。多くのダンス曲は 8小節×4=32小節(1コーラス)
で作られる。
だから「2小節単位で聴く」ことが必須 モチーフを感じられれば、小楽節 → 大楽節
→コーラスと自然に構造が見えてくる。これは単なる知識ではなく、音楽と踊りを
一致させるための実践的スキル です。
理想はメロディー1小節目(奇数) スタートだが、競技では思い通りにいかないことも多い。
その場合の優先順位は:
メロディー1小節目
小楽節後半の5小節目
モチーフ2の3小節目
7小節目(最終手段)
※偶数小節は論外
奇数小節=強い小節=「動機を与える小節」ここに合わせるのが音楽的に正しい。
メロディーは原則 2小節が最小単位である。動き始めは 奇数小節から という意識はなくても
ダンスを長くやっていると 感性的、自然に 8~9割は 奇数小節から スタートしています。
奇数か 偶数か 確率50% です… 時の運で 踊っている選手もかなり多いと思われます。そして
これは 競技クラスとは あまり関係ないのです。A級 優勝のオナーダンスが音楽に合ってない
なんて事も、そう珍しい事ではないのです。
2小節単位の構造を知らない から。コーチも教本も触れず、ジャッジも見て
いない。だから学ぶ機会がない。
しかし、世界トップレベル(WDSF/WDC)では 裏カウントでスタートする選手はまずいない。
これは高度な技術ではなく、ダンサーとしての最低限の常識 だから。
2小節単位には まれに 例外もあります・・・
どうしても2小節の枠に収まらない 箇所がある曲には
知床旅情、琵琶湖周航の歌、見上げてごらん夜の星を、宵待草、蛍の光
等々 結構あります…
音楽に乗るとは、まず“入り口”を間違えないこと。 Vwaltzでボタンを掛け違えると悲惨です…
そこから先に、表現の世界が無限に広がります。
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